キオクノキロク~get on the air

普通のサラリーマン雑記~お安め海外一人旅~日々のあれこれ

映画【ゴジラ -1.0】観てきました

おあようございます、りぜろうです。

 

ゴジラ -1.0観てきました。

 

特別ゴジラシリーズファンというわけじゃありませんが、楽しめました。

怪獣映画苦手じゃないならおすすめ。

 

シン・ゴジラの興行収入が82億。

初日の興行収入がシン・ゴジラを大きく上回ったらしいので、100億突破するんじゃないでしょうか。

 

正直、ハリウッド版のゴジラは観てましたが東宝ゴジラはほとんどみたことないです。

ゴジラに興味がでたのはシン・ゴジラから。

 

 

東日本大震災をモチーフに、ゴジラを災害としてとらえたシン・ゴジラ。

これまでのゴジラシリーズを完全無視して、新しい設定にしてくれたおかげで、ゴジラにわかのりぜろうもすんなり観ることができました。

 

ゴジラを災害としてとらえて半ば災害対策の政治劇に仕上げた結果、ドラマパートも緊張感があっていい映画でした。

これ、地味にお気に入りで今でもたまにリピートしてます。

 

 

 

シン・ゴジラ後のゴジラ

シン・ゴジラの公開が2016年なのでもう7年前ですね。

 

7年前とはいえ、嫌でもシン・ゴジラと比較されるでしょうから、今回のゴジラ制作はかなりのプレッシャーがあったんじゃないでしょうか。

 

シン・ゴジラは、日本という国が災害とどう向き合うのかということをテーマに庵野監督の独自解釈であれだけヒットさせましたし、怪獣映画なのにある種作家性を問われるような作品になっちゃってたとおもいます。

 

そういう状況なので、特撮映画なのに作家性を問われるっていうしんどい枷があるなか、山崎監督もしっかり自分の作家性をだしつつ娯楽映画としてもいい出来に仕上がってた感じがしました。

 

シン・ユニバース(庵野ユニバース)として、かなり大胆に新しいゴジラをつくったシン・ゴジラに対して、今回のー1.0はゴジラシリーズの時系列に乗っかった正統ゴジラだった気がします。

 

知らなかったんですが、ゴジラシリーズって今までは全て初代ゴジラと時系列的には地続きになっているので、すでに日本国民はゴジラを経験しているという設定が踏襲されていたらしいです。

 

シン・ゴジラはその設定から破壊して、初代ゴジラはない設定、初めて未知の巨大生命体としてのゴジラを経験する設定になってます。

 

その辺今回のゴジラのタイトルのー1.0は、ゴジラシリーズの時系列に沿って、初代ゴジラの前日譚ていう意味なんじゃないかと。ちゃんと初代ゴジラにつながるような本流ゴジラとして制作された感じがします。

 

シン・ゴジラの時みたいな(庵野監督の好きな)謎の裏設定とか伏線とかの考察も必要ないし、わかりやすくてシンプルに面白い映画でした。

 

ということで、ネタバレなしで軽くレビュー。

 

ゴジラ怖かった

ゴジラパートはめっちゃよかったとおもいます。

ゴジラ怖かった。

絶望感ありました。

 

ゴジラの顔、めっちゃアップにできるのは、着ぐるみじゃない、フルCGの利点ですよね。ゴジラのアップ迫力あってめっちゃ怖かった。

 

ゴジラパートの迫力は、シン・ゴジラ上回ってたんじゃないでしょうか。

 

ただ・・欲をいうと、海のパートが多くてゴジラの全身像があんまりでなかったんですよね。

やっぱりゴジラってあの巨大さが絵面の強さなのでもう少し地上で全身をみせてほしかったかなぁ。

 

ドラマパートはちょっと・・

この辺は好みがわかれるんでしょうが・・・個人的にはドラマパートはちょっと・・。

そのわりに、ドラマパートが長い・・・正確にはわかりませんが6~7割くらいドラマパートに感じました。

 

泣けたとかいうレビューも見るので完全に好みなんでしょうけど。

 

なんだろうなぁ・・いまいち主役の行動原理もピンと来ず、感情移入も共感もできませんでした。

あの変に中途半端な疑似家族の設定も・・・

で、やたら尺が長いから正直ちょっとだれちゃいました。

 

ここはシン・ゴジラの方が好み。

シン・ゴジラの人間パートって、人間的なドラマにしてないんですよね、政治劇なので。ウェットな感じが全然なくて好きでした。

エヴァもそうでしたけど、庵野監督って人物というか人間ドラマを描くのがあんまり得意じゃなくて割り切ったのかもしれませんが。

 

ほぼ俳優さんのドアップ、難しい四字熟語の官僚言葉を早口でまくしたてる場面が多かったので、緊張感があって好きでした。

 

ドアップ・早口で、ほとんど俳優さんに演技の余地を与えてなかったので、現場の空気は最悪だったらしいですけど。

 

あと、主役がいない政治的な群像劇だったシン・ゴジラに対して、主役にヒーロー感を与えちゃったのもなぁ・・・なんかハリウッド映画っぽくなってました。

海外配給視野みたいなので、あの中途半端な家族ドラマとかも含めてその辺を意識したんですかね。

シン・ゴジラは完全に日本人向けだったのと対照的でした。

 

俳優さんですごいなって思ったのは、安藤サクラさん。

あの人、存在感あるわ。

そんなに出番は多くないのに際立ってました。

 

 

ということですが、出足もいいし年末にむけて大本命映画じゃないでしょうか。

100億突破期待しています。

 

 

 

つづかない。