こんにちは、りぜろうです。
11月2日から野球のプレミア12が始まりましたね。
日本人にとって多くの人は、国民的スポーツっていったら野球を思い浮かべるじゃないかなと思うくらい身近なスポーツ”野球”
その世界大会(?)
にしては・・・なんだかあまり盛り上がってないような。
いや、りぜろうは特段野球ファンというわけではないんです。ただ、昭和世代としてはやっぱり野球が盛り上がってないっていうのは、なんだかちょっと寂しく感じるんですよね。
この代表チームは何の代表なんだろうか?
野球の場合、代表チームを侍ジャパンと称するんですよね。
しかしそもそも、この侍ジャパンって何を代表してるんだろうか?
いやさ、もちろん日本代表とうたっていることは存じてますよ。
ただ、メジャーリーガーは参加してないんですよね?
日本プロ野球チーム代表?なのかな・・・。
それにしてもプロ野球所属選手の中でも辞退者がけっこういるみたいですよね。
代表チーム選出を辞退ってなんだか寂しい話ですが・・・。
サッカーワールドカップ、世界陸上、世界水泳、世界バレー、先日開催されたラグビーワールドカップetc
それぞれの競技で世界大会が開催されてます、基本的に代表チームってその国の最高のプレイヤーが選出されてると思うんですが・・・野球の代表チームって少し特殊ですよね。
そもそも”プレミア12”って?
WBC(ワールドベースボールクラシック)の中間年に、4年に一度開催され、世界ランキング12位までの代表チームが参加するそうです。
2019大会の参加国
1位日本
2位アメリカ
3位韓国
4位台湾
5位キューバ
6位メキシコ
7位オーストラリア
8位オランダ
9位ベネズエラ
10位カナダ
11位プエルトリコ
12位ドミニカ共和国
WBC(ワールドベースボールクラシック)との違い
イチロー選手の神がかったヒットで盛り上がったWBCと何が違うんだっていう話なんですが、そもそもWBCはアメリカのMLB(メジャーリーグ)が世界進出と収益拡大のために始めたもので、あくまで運営主体はMLB。
だから、WBCにはメジャーリーガーが参加してたんですよね。
必然的に、WBCは野球界のフル代表が出場することになります。
プレミア12の大きな問題
じゃぁ、プレミア12はっていうことになると、こちらの開催はIBAF(国際野球連盟)が主体になってます。
が、問題はここから。
このIBAFが財政難でMLBから財政支援を受けてるんです。
WBCという似たような大会をもっているMLBからすると、このさいだから自分たちのWBCを野球国際大会の最高峰にしちゃいたい。
そこで、財政支援の条件を付けます。
「資金援助してあげるけど、プレミア12にはメジャーリーガーは参加させないからね。」
運営資金という首根っこをつかまれてるIBAFはぐうの音もでません。
世界中のトッププレイヤーが集まるメジャーリーグから選手が出ないとなると・・・当然フル代表にはなりません。
必然的にWBCが国際大会の最高峰ということになります。
※だいたいの概要はこんな感じです。詳しいことはググってみてください。
だから、盛り上がらない
というわけで、侍ジャパンは何を代表してるんだか若干あいまいなんですよね。
大会の位置づけ自体も、あいまい。
多分、選手も感じてるんじゃないですかね・・・。
プロである以上、レギュラーシーズンでの所属チームでの活躍は当然最優先ですしね。
フル代表選出でもない大会で世界一になっても、選手としてのモチベーションにつながりずらいんでしょうし。
そして、多分ファンも感じてる。
多分野球ファンの方もその辺がわかってるから、あくまでレギュラーシーズンでの活躍を望んでしまう。
台湾で行われた試合中継をちょっと見ましたけど、客席ガラガラでした。
日本の野球ファン人口を考えるとちょっと寂しいですよね。
距離的にもそんなに遠くないので日本からの応援団が客席を埋めてもいいはずなのに。
そもそも野球界って興行として国内リーグで十分成り立っちゃてるからあまり国際大会の必要性を感じてないんでしょうね。
だいたいからしてメジャーリーグでは、メジャーリーグでの優勝をワールドチャンピオンっていっちゃってるくらいだし。
そこで一言いいたい
御多分にもれず、野球も参加人口の減少が叫ばれ始めて久しいです。
それでも今は昭和世代のファンがプロ野球を支えてます。
昔は、シーズンインすると毎日のように6時半からどこかの局で野球中継されてましたよね。
それが今はコアなファンを対象に有料チャンネルで放映するようになっちゃった。
先日書いたこちらの記事
↓
この時も書きましたけど、コアなファンに頼るようになると発展が先細りになってしまうんですよね。
先日のラグビーワールドカップは顕著な例でしたが、世界大会での代表チームの活躍は新規ファンを獲得する最大のチャンス。
海外チームに移籍するサッカー選手がインタビューで、「海外チームでの経験を代表チームのレベルアップにつなげられるようにいかしたい」みたいな発言をしてます。
プロ選手としてはともかく、サッカー選手としてはあくまで代表チームの優勝がサッカー選手の最高の栄誉。
こういうスタンスがJリーグ発足以来のサッカー界の発展につながってきたんじゃないかと思うんです。
日本では長いこと最大にして唯一成り立っていたプロスポーツとしての野球の歴史があるせいか、野球界って既存のファンを相手にしてればビジネスとして成り立っちゃう側面があって、新規ファンの入口が見えずらいんですよね。
野球界に喝だ!
代表選手の活躍こそ新規ファン獲得の最大のチャンスだぞ!!
フル代表の活躍を見せておくれ。
以上、またもやにわかが語りました。