キオクノキロク~get on the air

普通のサラリーマン雑記~お安め海外一人旅~日々のあれこれ

プリンスファンにとっての聖地ミネアポリスで起こったジョージ・フロイド事件に思う【Black Lives Matter】

こんにちは、りぜろうです。

 

f:id:paisely3121:20200603173209j:plain


 

痛ましい事件がまた。

 

news.yahoo.co.jp

 

人種差別って人間の本能の闇に根付いてるんだろうな・・・。

 

この黒人男性が何の容疑でこの拘束されているのかわりません・・・

軽微な犯罪の容疑だったのか、凶悪犯罪につながる可能性のあるものだったのか、それとも薬物や銃の不法所持にかかわるものだったのか・・・。

 

銃社会のアメリカで、治安を維持する警察官という職業に従事する人っていうのは、常に強い緊張感とストレスに苛まれているんでしょう・・・。

この警官も職務を離れればごくごく普通の白人男性で人種差別的意図はなかったのかもしれない。

 

単に犯罪の抑止力としての自分の職務を強く全うしようとしただけなのかもしれない・・。

 

それがこういう過剰な対応につながってしまうのかもしれないけど。

 

それは想像できるよ・・・だけどなぁ・・・それを理解したうえでもやっぱり起こってはいけない事件だよ。

 

 

 

そこは聖地 

ミネアポリスっていうことで余計目についてしまいました。

プリンスファンのりぜろうにとってそこは聖地なんだよ。

プリンスファンにとってミネアポリスは聖地なんだよ。

あらゆる差別を否定し続けたプリンスの居場所、ミネアポリス。 

その場所でこんな事件が起こってしまったことをホントに悲しく思う。

 

難しい問題で簡単に語れることではないし、自分の言葉で語れるほどの見識がりぜろうにはない。

だから、プリンスの言葉を通じて書くよ。

 

 

そこには、プリンスの自宅兼スタジオだったペイズリーパークスタジオがあるんだよ。

そこを歌った”Paisley Park””という曲の一節。

 

よく知られている公園がある
それは魅力的な人々のためにある
カラフルな人々の髪は片方がオールバック
彼らの笑顔
深い内なる平和を語る
どこへ行くのかを尋ねる
どこへも行かないと答えるだろう
彼らは一生をペイズリーパークで過ごすことを契約している

肌の色の違いのことをカラフルな人々て表現してます。

どんな人も等しく幸せになれる場所としてペイズリーパークを歌ってるの。 

 

 肌の色で人生が決まるなんておかしなことだよ。

 

Black Lives Matter(黒人の命も大切だ)

2014~2015年にかけてもありましたよね。

当時相次いでおこった黒人市民に対する白人警官の不当な暴力事件への抗議デモとそのスローガン“Black Lives Matter(黒人の命も大切だ)”運動。

 

news.livedoor.com

 

「Albums, Remember Those? Albums still matter. Like books and black lives, albums still matter. (アルバムって皆覚えてるかい? アルバムはまだ大事だ。本とか黒人の命と同じようにアルバムって重要なんだよ)」

華やかなグラミー賞の場で、プリンスらしい表現で静かに抗議の姿勢を見せてました。

 

 

Baltimore

その直後に起こったボルティモアでの事件の直後に発表した曲

Baltimore

 NOBODY GOT IN NOBODY'S WAY
 SO EYE GUESS U COULD SAY
 IT WAS A GOOD DAY
 AT LEAST A LITTLE BETTER THAN THE DAY IN BALTIMORE
 
 誰も他人に干渉しなかった
 まだマシな一日だったと
 言えるだろう
 ボルティモアのあの日に較べたら
 
 DOES ANYBODY HEAR US PRAY?
 4 MICHAEL BROWN OR FREDDIE GRAY
 PEACE IS MORE THAN THE ABSENCE OF WAR
 
 聞こえるかい? マイケル・ブラウンや
 フレディ・グレイのために祈る僕らの声が
 平和とは単に戦争がない状態のことじゃない
 
 ABSENCE OF WAR
 R WE GONNA C ANOTHER BLOODY DAY?
 WE'RE TIRED OF CRYIN' & PEOPLE DYIN'
 LET'S TAKE ALL THE GUNS AWAY
 
 戦争がない状態
 また血塗られた日を迎えるのか?
 泣いたり人が死ぬのはもうイヤだ
 すべての銃をなくそうよ

 プリンスらしくない直接的な表現の歌詞。

抗議の意思だったんだろうな・・・。

 

 

 

 

この動画ぜひみてください。

怒りを抑えられない40代の黒人男性に30代の黒人男性が「気持ちは同じだ、でも暴動はダメだ」と訴え、10代の黒人男性に「10年後も同じことが起こる、でもどうしたらいいかわからない」と伝える。

 

 

俺も抗議した、上の世代もその上の世代も抗議した、それでもきっと10年後また同じことが起こる、お前も抗議しろと若い世代に伝え、それでも暴動は間違ってるがどうしたらいいかもわからないとも吐露してるところに黒人社会が抱える悲痛を感じます。

 

 

差別はなくならないけども・・・

根深い問題ですし、他国の人間がよく知らないのにわかった風な顔するのも、我ながらどうかなとも思うんですが・・・。

でも、これはアメリカの人種差別の問題じゃなくて、根深い人間の性の問題。

表面化しずらいだけでどこの国でもありうる話です。

 

身近な話でいえばいじめの問題と根は一緒、人種差別というのは人間の業の闇に根差す何かがあるんでしょう。

それゆえに無くならないこともわかる。

 

 

人間が本能を理性で制御できるほど賢くなれる時代がくるまで訴え続けるしかないんでしょうね。