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厚底シューズ・・・箱根駅伝に思うスポーツと道具の進化

こんにちは、りぜろうです。

 

令和最初の箱根駅伝。

正月期間中の目玉イベントのひとつっていえば、やっぱり箱根駅伝ですよね。

今年の総合優勝は、2年ぶり5度目の青山学院だったそうで。

強いなぁ、青山学院大学。

 

あぁ・・・今年は大東文化大学とか山梨学院大学は予選突破すらできなかったんだ。

何の縁もないんですが・・・ずっと大東文化大学推しだったんですよね。

あの緑とオレンジの奇抜な色の組み合わせユニフォームが好きで(笑)

 

これだけ長い歴史があると強豪チームも変遷がありますね。

 

 

区間記録が更新され過ぎ問題

それにしても今年の区間賞・・・10区中7区で区間新てとんでもないな( ゚Д゚)

 

1区 米満怜(創価大学・4年)1時間01分13秒

2区 相沢晃(東洋大学・4年)1時間05分57秒 区間新

3区 Y・ヴィンセント(東京国際大学・1年)59分25秒 区間新

4区 吉田祐也(青山学院大学・4年)1時間00分30秒 区間新

5区 宮下隼人(東洋大学・2年)1時間10分25秒 区間新

6区 館沢亨次(東海大学・4年)57分17秒 区間新

7区 阿部弘輝(明治大学・4年)1時間01分40秒 区間新

8区 小松陽平(東海大学・4年)1時間04分24秒

9区 神林勇太(青山学院大学・3年)1時間08分13秒

10区 嶋津雄大(創価大学・2年)1時間08分40秒 区間新

 

好記録連発の材料となったのがこれらしい

 

 
 
NIKEの厚底シューズ”ヴェイパーフライNEXT%”シリーズ 
参加選手210人中177人が使用してたんだとか( ゚Д゚)

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ホントにみんな履いてる(笑)

 

2年位前から話題になってたので、あちこちで詳しい解説がされてます。

 

端的に言うと、スピードだけを追い求める短距離のスプリンターが着用するスパイクの構造に長距離用のクッションを持たせたものだそうで、なんかこれだけ聞いてると最強の組み合わせに思えてきます。

こんな風に書くと簡単そうだけど画期的な原理なんでしょうね。

 

これによって斜め上方向への重心移動がスムーズになり、理想的なランニングフォームになるんだとか。

 

原理についてはこちらの記事に詳しいことが書いてありました。

興味のある方はこちらをどうぞ。

www.excite.co.jp

 

 

 

この厚底シューズ、2017年にナイキが発表して以降、たくさんの選手からの支持を受けてきましたが、歴史的にはまだまだ浅いんですよね。

 

箱根駅伝だけでなく、多くの世界的な長距離ランナーも着用して、自己記録を更新してるらしいっす。

このシューズを履いたケニアのキプチョゲさんは、非公式記録でフルマラソン2時間切りまでしたんだとか。

 

 

それにしても・・・この問題、なんだか似てるんだよなぁ、あの時に。

皆さんもそう思ってらっしゃるんじゃないでしょうか。

あの時っていうのは北京五輪の頃の競泳界

23個もの世界記録更新を生んだ2008年北京オリンピックの時の競泳。

 

イギリスSpeedo社が開発した新型水着”レーザーレーサー”が競泳界を席巻したんですよね。

強烈な締め付けで体の凹凸をなくし、素材も特殊で布のような縫い目がないので水の抵抗を少なくするんですよね・・・確か。

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結局、2010年には使用禁止になったので短命に終わりましたが。

 

けど・・・これ結局何が問題で禁止にしたのかりぜろうにはわからない(・・?

 

 

歴史は繰り返す?厚底シューズはドーピングツールなのかという問題

今回の厚底シューズについても、やっぱり禁止すべきじゃないかという議論が巻き起こっているようで・・・(^_^;)

 

厚底シューズはドーピングシューズだとかいう人までいるらしい

 

 

IAAF(国際陸上競技連盟)さんは

「いくつかの技術がスポーツの価値とは相容れないサポートをアスリートに提供しているのは明らかだ。IAAFの課題は新技術の開発と使用の促進と、普遍性、公平性の維持との間で適切なバランスの技術的ルールを見出すこと」

というコメントを出したんだとか。

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IAAFの定めだと、「使用される靴は不公平な補助、アドバンテージをもたらすものであってはならず、誰にでも比較的入手可能なものでなければならない」となってるそうです。

 

まぁ・・・市販されてるしね。入手は可能ですよ。

問題は不公平な補助、アドバンテージという部分の解釈なんでしょうね。

 

 難しいところだな(=`ェ´=)むぅ。

 

陸上競技って比較的道具に依存する面が少ない(ほとんど基礎的な身体能力で決まる)ので余計目立つんでしょうね、道具の進化があると。

 

けど・・・そもそも。

急激な技術革新だったから目立ってるけど。

道具の進化とスポーツの記録向上は密接な関係にあると思うのよね。

 

例えば短距離。

高反発のゴムを敷き詰めたトラックの上をピンの着いたスパイクで走ってるわけですよ。

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例えば棒高跳び。

あの棒、もともと木のポールからからスタートして、竹のポール、グラスファイバーポールと変遷して今はカーボンファイバーが主流なのかな・・?

 

この人工的なしなり。自然素材じゃこんなキレイにしならないよね・・・。

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認めるにせよ、禁止するにせよ整合性のある考え方のもとに対応を決めてほしいものです。

 

 

身体能力そのものを高めるドーピングと違って、道具の進化でより効率的に力を伝達できるようになったというだけのコトだから、個人的には何の問題もないと思うのだけれども。

 

 

 

ドーピングツールは言い過ぎじゃない?